2013年10月29日

城崎温泉

台風28号通過直後の出発だったが予定通り飛行機は飛び立ってくれた。
兵庫には有馬など名の知れた温泉は多いのだが、少し離れた、日本海に限りなく近い温泉を選んだ。
 若いころあまり本を読まなかった、しかし教養程度の本はとおもって本棚にしまってあった志賀直哉の全集
を思い出し取り出してみたが40年も前に神田の神保町で買った全集はいまでは活字が小さく虫眼鏡の助け
がいる次第である。
虫眼鏡は両方の目でみるわけにはいかず、どちらかにピントを追いつつ読むのだが長く続かない。
改めて文庫本を買うはめになる。城崎にて、暗夜行路など文豪の後をしのんでの旅も悪くない。
 三宮から”はまかぜ3号”に乗る。道中が長いのでデパチカの総菜やで弁当とビールのつまみを買い込んで乗り込んだ。

城崎温泉

大雨注意報、洪水注意報、台風のさなかの旅となったが宿についてテレビを見たら”はまかぜ4号”が落石による線路遮断で
急行が止まったことをしる。

運の善し悪しは紙一重なのである。
城崎温泉での代表的な温泉”御所の湯”に入る。露天風呂入ったところでひとしきり雨が降り出した。
雪の中の温泉もいいがほてった体を雨に打たせてはいるのも楽しいものである。
沢の流れをイメージした岩間から流れ落ちる温泉はゆるゆると、自分へのご褒美だと勝手に決めて湯につかる。

城崎温泉

城崎温泉

よく朝、昨日とは反対側の”一の湯”へ朝の一番風呂をもらう。
夜半ひとしきり降ったがもう雨はやんでいた。

城崎温泉

食事までのわずかな時間で橋のうえからスケッチをする。

9:30 ”こうのとり12号”で一路”宝塚”へ向かう。





Posted by グランパ at 17:26│Comments(0)
 
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