グランパの島からハイサイ！

泡盛を注文すると
何度にしますか？聞いてくる、ここでは２５度、３０度、４５度など客の好みの銘柄と
度数が用意されていて一律５００円なのである。
自家製のアンダンスー（油味噌）でてやがて直径１０センチほどのニラをちりばめた
ひらやーちーがでる。さきほどのアンダンスーをのせると、やがて舌をころがり泡盛の
芳醇な香りとともにいつのまにかのどをすぎ去っていく。

先輩はカラオケリクエストのタイトルを手のひらほどの手帳にしるし、なんとそれが
キープされていた。

ママにあれを出してといったら、その縦にきちんと並べられた手帳の背表紙のなかに
客の名前を確かめているのだが、文字が小さいらしく、暗いのも手伝って、
ママの右手にはいつのまにか手相見が使う大きなな虫メガネが握られているのでした。